駄文なので・・・・
この震災のさなか、色々ショッキングなものを見てきたが
音楽に携わっている者として、心に残った二つの言葉。
「No Music, No LifeではなくNo Life, No Music」
「音楽は、円滑に進む日常+αのαにあたるものでしかない」(※オリジナルは若干違ってた)
いずれも、大学時代のサークルメイトの言葉だ。
(ちなみにどちらも理系。)
僕自身、震災の直後なにもできなくなったこともあり
すごく説得力があって。
都内はおそらくほとんどのライブハウスが営業していて
ライブも普通に行われていて、ミュージシャンたちが必死に演奏している。
でもそこには、常に影が落ちている。
つきつけられた事実との葛藤。
ひょっとしたら目をそむけたままで。
それが悪いことだとは全然思わないし
こんな時期にライブができるミュージシャンは本当にカッコイイと思っている。
ただ感じるのは、今ミュージシャンは、
ものすごく重大な問題に直面している、ということ。
円滑に進む生活+αのαでしかないとしても、αはゼロじゃない。
そのゼロじゃないαの真の価値とはなんだろう、という問題。
ミュージシャンである以上、「気休め」とか、
そういったもので片付けたくはないのだ。
斉藤和義さんはその一つの可能性を実践したんだと思っている。
斉藤さんのやったことに完全に賛同はできないけど、
そういう意味ではすごく意義深いことだと思うし、
尊敬に値する行動だったと感じている。
とりあえず今思っていることは、
音楽をとりまいていた価値観がすべて破壊された今こそ
死ぬ気で自分の音楽を全うすべきだ。
ある意味、今は音楽にとってのチャンスでもあるのだ。
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